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コンビニの便利な活用法 ATM/ホームメイト
「コンビニの便利な活用法 ATM」についてご紹介します。ATMはコンビニエンスストアの便利なサービスのひとつです。金融機関とは違い、年中無休で最大24時間利用できる他、大手銀行だけでなく、地方銀行や信用金庫などとも提携。近くに金融機関のATMコーナーがなくても、気軽にコンビニで入出金することができます。
本記事ではコンビニATMの様々な知識を解説。歴史をはじめ、利用状況、課題などについてまとめました。
コンビニATMの歴史

コンビニATMの歴史は、20世紀の終わりから21世紀の初めにさかのぼります。当時、コンビニ利用客のニーズとして最も高かったのが「コンビニATMの設置」でした。
1998年(平成10年)、ローソン内で三和銀行(現・三菱UFJ銀行)によるコンビニでの現金引出しサービスがスタート。
これは三和銀行のキャッシュカードで、ダイエーオーエムシー(現・SMBCファイナンスサービス会社)の現金自動支払機(CD・キャッシュディスペンサー)を使い、現金の引出しや残高照会ができるという仕組みでした。
そして1999年(平成11年)、さくら銀行(現・三井住友銀行)がATMをエーエム・ピーエムに設置。この他にも、店舗によっては銀行のATMを設置するコンビニもありました。
同年、ATM運営会社イーネットが設立。10月8日、ファミリーマートにATM1号機が設置され、サービスを始めます。銀行の共同ATMがコンビニに設置されたのは、これが初めてです。
また、2001年(平成13年)にはアイワイバンク銀行(現・セブン銀行)、ローソン・エイティエム・ネットワークス(現・ローソン銀行)が設立、ATMサービスを開始しました。
なお、2014年(平成26年)から、ファミリーマートの一部店舗にゆうちょATMが設置されるようになりました。ゆうちょキャッシュカードなら預入・引出し手数料が0円となっています。
ここから大半のコンビニにATMが設置され、現代では利用できる時間の拡大や手数料の無料化など、ATMのサービスの質は格段に向上しています。
例えば三菱UFJ銀行は毎月25日・月末日(※1)、三井住友銀行は毎月25日26日(※2)のコンビニATM (セブン銀行・イーネット・ローソン銀行)の一部時間帯で手数料を無料化。よりコンビニATMをお得に利用できるようになりました。
また、セブン銀行では2017年(平成29年)、ローソン銀行では2020年(令和2年)、ゆうちょ銀行では2023年(令和5年)から、スマートフォンのアプリだけで入出金ができる「スマホATM 」サービスが始まっています。
- ※1:銀行休業日の場合は前営業日
- ※2:25日が土・日・祝日の場合は前営業日、26日が土・日・祝日の場合は翌営業日
コンビニATMの利用状況
コンビニのATM利用経験者は、2000年(平成12年)で1割ほどだったのに対し、2022年(令和4年)には7割弱となっています(マイボイスコム(株)調べ)。
なお、コンビニATMを利用する時間帯で最も多かったのは、平日の18~21時。金融機関の営業時間外に利用するケースがほとんどでした。
コンビニATM利用頻度
2022年(令和4年)度の調査(マイボイスコム株式会社調べ)によれば、コンビニATMの利用頻度は、月1回以上の利用が14.6%、月に2~3回の利用が11.3%、週1回以上の利用が3.9%となっています。
月に1回以上コンビニATMを使用する割合は全体の3割弱。またコンビニATMの利用者は、比較的男性に多い傾向にあることが分かりました。
利用しているコンビニATM
2022年(令和4年)度の調査(マイボイスコム株式会社調べ)によれば、利用経験のあるコンビニATMランキングは、1位は「セブン-イレブン」(80.2%)、2位は「LAWSON(ローソン)」(37.0%)、3位は「Family Mart(ファミリーマート)」(33.9%)となっています。
コンビニATMのメリット
コンビニのATMは、わざわざ銀行まで行かなくても、近くのコンビニでお金を出金できるので大変便利です。
また、コンビニATMにおける1回あたりの引出し限度額は、セブン銀行ATMで紙幣最大50枚、イーネットATM ・ローソン銀行ATMで20万円までです(金融機関によって異なる)。すぐに大金が必要という場合でない限り、十分活用できる額であると言えます。
コンビニのATMは利用者にとって利便性が高いのはもちろんのこと、コンビニエンス事業者や、金融機関側にとってもメリットの多いサービスです。
24時間営業の店に設置してある場合、常時店員がいるため防犯対策もローコストで済む点がメリット。またコンビニ事業者は、提携先金融機関から手数料収入を得られます。
例えばセブン銀行の場合、 ATM手数料の収益は971億円。また、経常利益は約284億円を計上しています。いずれも2022年(令和4年)3月期決算・単体です。
なお、コンビニ事業者はATMを利用して店舗売り上げの代金を本部の預金口座に逐一入金することが可能。本部は資金運用の効率化を図ることができ、店舗側としては強盗による被害を最小限に抑えることができます。
コンビニATMの課題
コンビニATMは、銀行のATMに行かなくても近くにあるコンビニで入出金をできることが魅力です。またコンビニATMによっては手数料が無料で利用できる場合もあり大変便利。しかし、その一方でコンビニATMはシステム障害をはじめ、金融犯罪やセキュリティーの不安などがデメリットとして挙げられます。
また、国内の金融環境は大きく変化し、今やキャッシュレス化が当たり前となりました。買い物においてもクレジットカード決済やスマホアプリでのデジタル決済が拡大し、金融機関の窓口やATMは減少しつつあることも現状です。
こうした背景の中でコンビニATMは、様々な決済サービスに対応し、さらなる利便性の向上を目指すことが重要。また、セキュリティーを強化し、いつでも安心して利用できる基盤を整備することが、今後の課題と言えます。
コンビニATMの種類・利用時間・手数料
コンビニATMは大きく分けて、「e-net」(イーネット)、「ローソン銀行ATM」、「セブン銀行ATM」、「ゆうちょATM」の4つ。ここでは、それぞれの特徴についてまとめました。
e-net(イーネット)ATM

e-net(イーネット)ATMはファミリーマートをはじめ、デイリーヤマザキ、ポプラなどに設置されているコンビニATMです。また全国の銀行はもちろん、ゆうちょ銀行、ネット銀行、信用金庫など数多くの金融機関と提携しています。
なお、イーネットATMの利用時間や手数料は利用する金融機関によって様々です。以下はメガバンクのキャッシュカードを利用した際の入出金とカード振込に関連する利用時間と手数料になります。
| 三菱UFJ銀行・利用時間と手数料 | ||
|---|---|---|
| 利用時間 | 料金 | |
| 平日:25日、月末(※3) | 8:45~18:00 | 無料 |
| 上記以外の時間帯 | 110円 | |
| 平日:上記以外の日 | 8:45~18:00 | 198円 |
| 上記以外の時間帯 | 308円 | |
| 土日祝、12/31~1/3 | 24時間 | 308円 |
- ※3:25日、月末が土日祝、12/31の場合は前営業日
| 三井住友銀行・利用時間と手数料 | ||
|---|---|---|
| 利用時間 | 料金 | |
| 毎月25日、26日(※4) | 8:45~18:00 | 無料 |
| 上記以外の時間帯 | 110円 | |
| 平日 | 8:45~18:00 | 220円 |
| 上記以外の時間帯 | 330円 | |
| 土日祝(※5) | 24時間 | 330円 |
- ※4:毎月25日、26日が土日祝と重なる場合、25日はその前営業日、26日はその翌営業日が対象となります。
- ※5:毎週日曜21時~翌月曜7時の間はシステムメンテナンスのため、休止です。
| みずほ銀行・利用時間と手数料 | ||
|---|---|---|
| 利用時間 | 料金 | |
| 平日 | 8:45~18:00 | 110円 |
| 上記以外の時間帯 | 220円 | |
| 土曜日 | 0:00~22:00 | 220円 |
| 日曜日 | 8:00~24:00 | |
| 祝日 | 24時間 | 220円(※6) |
- ※6:営業時間は、当日の曜日の営業時間となります。
ローソン銀行ATM
ローソン銀行ATMは主にローソンに設置されているATMです。ローソン銀行の口座を持っている場合、預入や引出しの手数料は毎月25日、月末日の8時45分~18時までは無料、それ以外の時間帯は110円の手数料となります。
また、ローソン銀行宛ての振り込み手数料は55円(24時間365日当日扱い)、他銀行宛ての振り込み手数料は165円(平日15~24時、土日祝は翌営業日扱い)。
平日と土日祝日の違いにより手数料が変わることはありません。
| ローソン銀行ATMの利用時間と手数料 | ||
|---|---|---|
| 利用時間 | 料金 | |
| お預入れ/お引出し | 7:00~19:00 | 無料 |
| 上記以外の時間帯 | 110円 | |
| ローソン銀行宛てお振込み | 24時間 | 55円 |
| 他行宛てお振込み | 165円 | |
| 残高照会/暗証番号変更 | 無料 | |
セブン銀行ATM
セブン銀行ATMは主にセブン-イレブンに設置されているATMです。セブン銀行の口座を持っている場合、7~19時までの引出し手数料は無料、それ以外の時間帯は110円となっています。
また預入の場合は時間帯に関係なく手数料無料。その他、セブン銀行宛ての振込手数料は7~19時までが55円、それ以外の時間帯は165円、他銀行宛ての振り込み手数料は7~19時までが165円、それ以外の時間帯は275円となっています。
またセブン銀行ATMでは、平日と土日祝日の違いにより手数料が変わることはありません。
| セブン銀行ATMの利用時間と手数料 | ||
|---|---|---|
| 利用時間 | 料金 | |
| お引出し | 7:00~19:00 | 無料 |
| 上記以外の時間帯 | 110円 | |
| お預入れ | 24時間 | 無料 |
| セブン銀行宛てお振込み | 55円 | |
| 他行宛てお振込み | 165円 | |
| 残高照会 | 無料 | |
ゆうちょATM
ゆうちょATMは郵便局やゆうちょ銀行以外にも、主にファミリーマートなどに設置されているATMです。
郵便局やゆうちょ銀行内のATMを利用する場合にはすべての時間において、預入や払戻し手数料はかかりません。
| ゆうちょATMの利用時間と手数料 | |||
|---|---|---|---|
| 利用時間 | 料金 | ||
| ゆうちょATM (ゆうちょ銀行店舗内や郵便局内に設置のATM) |
全日 | 24時間 | 無料 |
| ゆうちょATM (ファミリーマートや駅などに設置のATM) |
平日 | 8:45~18:00 | 無料 |
| 上記以外の時間帯 | 110円 | ||
| 土曜日 | 9:00~14:00 | 無料 | |
| 上記以外の時間帯 | 110円 | ||
| 日曜日 | 24時間 | 110円 | |
| 祝日 | |||
| イーネットATM、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM(※7) | 平日 | 8:45~18:00 | 220円 |
| 上記以外の時間帯 | 330円 | ||
| 土曜日 | 9:00~14:00 | 220円 | |
| 上記以外の時間帯 | 330円 | ||
| 日曜日 | 24時間 | 330円 | |
| 祝日 | |||
| その他(※8) | 平日 | 8:45~18:00 | 110円 |
| 上記以外の時間帯 | 220円 | ||
| 土曜日 | 9:00~14:00 | 110円 | |
| 上記以外の時間帯 | 220円 | ||
| 日曜日 | 24時間 | 220円 | |
| 祝日 | |||
- ※7:イーネットATM、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMのキャッシュカードでゆうちょATMを利用する場合です。
- ※8:提携金融機関のキャッシュカードでゆうちょATMを利用する場合です。
なお、三井住友銀行やみずほ銀行、三菱UFJ銀行などコンビニATMと提携している銀行のキャッシュカードでコンビニATM(ローソン銀行ATM、セブン銀行ATM、ゆうちょATM)を利用する場合、110~330円ほどの手数料がかかります。
コンビニATMの手数料無料サービス活用法
コンビニATMを利用する際、金融機関によっては330円もの手数料が必要です。しかし、一定の条件に応じて手数料が無料になる場合があります。
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行の場合、「スーパー普通預金(メガバンクプラス)」で取引すれば、条件に応じて最大3回まで提携先のコンビニATMを手数料無料で利用することが可能です。
三井住友銀行
三井住友銀行の場合、「Oliveアカウント」を契約し、SMBCポイントパックで所定の条件を満たすことでコンビニATMの利用手数料が月最大3回まで無料となっています。
みずほ銀行
みずほ銀行の場合、「みずほマイレージクラブ」の特典を利用すれば、取引状況に応じて月最大3回まではコンビニATMの手数料が無料です。
メガバンクや地方銀行以外にも、ネット銀行の場合はコンビニATMの手数料が優遇されるプログラムが数多く用意されています。あらかじめ、自分がよく利用するコンビニATMの提携銀行などを事前に確認することで、よりお得にコンビニATMを利用することができるのです。
